J-WAVE「JAM THE WORLD」「HEART OF HEART〜WE ARE ONE〜」さまへ

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突然のお電話。ラジオJ-WAVEで紹介をしたいとの依頼をいただきました。
お引き受けをし、放送を終えて、今回の内容を綴らせていただこうと思いました。

ラジオで話す〈場〉をいただき、
改めて【織り織りのうた】をサポートしてきた経過と意味を見つめなおすことができました。
ありがとうございました。

また、このラジオ出演という〈場〉とリンクする、もうひとつの話があります。

声に出して、
身体に出して、
心に出して、
想うこと、すること、言うこと

についてです。
これについては、こちらをご覧ください。

Q、「織り織りのうたプロジェクト」では、どのようにして被災された方たちの就労を支援しているんですか?
A、就労となっているかはわかりません。就労という意味合いよりも、誰でもすきなときに静かに作業ができる〈場〉があったらいいな、という想いから始まりました。岩手県の龍泉洞で有名な岩泉町に三陸海岸に面した小本地区があります。今回の津波でその地域が甚大な被害を受けました。その小本の方に機織りの作業をして頂いています。
 機織りは、縦糸に横糸を重ねてトントンと織っていきます。
 私たちは、横糸になる、不要になった古布や古着をネット上で皆さんに呼びかけ集め送っていただいています。そうしてできたリサイクルのヨーガマットを、ネット上で紹介して販売しているプロジェクトです。
 「作業をしよう」…そんな気持ちになれなくても、黙々と作業する場所ができれば、それは、黙っていても、それだけで前向きなの姿勢を、指し示していることになります。そうした姿勢は、被災に遭われ、苦しくて力の出ない方にも、或いは直接的な被害に遭遇していない方にも、共通に、同じ支援になると、そう思ってスタートさせた支援です。就労というより、姿勢を見せる場をつくってさしあげるという支援かもしれません。

 支援する上で、大切にしていることがあります。被災に遭われた方がどうしても思ってしまう…「自分たちだけが何故?」という想いが、すこしでもやわらげばいいということでした。そのために、常に、多くの方が応援してくださっていることを感じられる環境。それがあれば、作業という仕事は、〈お返し〉という気持ちから起こる、清らかな気持ちで向かうことのできる仕事になるのではないかといったスタンスです。

Q、その「手織りヨーガマット」ですけど、どうやって作っているんでしょうか?
A、手織りというのは、機織りです。昔からの、それこそ着物を織るような機織り機は、ここ岩手の岩泉町にはあるのですが、高価な貴重品です。私たちは「さをり織り」という織り機をこのプロジェクトに賛同いただき、寄贈いただいたので、それを使って織っています。
 被災直後、すぐにたくさん、たくさんの衣類が被災地に届いたことは、newsを通じて皆様は御存知です。実際に2週間後から被災地入りをした私たちも。その様子を見て参りました。ありがたい衣類でした。しかし、どうしてもサイズの合わないもの、或いは残念にも着古しすぎていたり、この被災地に適当でないおしゃれ着もありました。また、行き手のないまま余ってしまっていたことも事実、ありました。それらの古布や洋品を、もともと東北の暮らしの中にあった、母親の着古した着物などを、別の形にしてまた使うという、裂き織りの技術に重ねてたわけです。物資の中で着ることのできない洋服のボタンやチャックをとり、縫い返したところをほどいて一枚の布にし、さらに細く切り、それを機織りの横糸として織っていくのです。いわば、横糸は皆様の気持ちです。まっすぐと張られた縦糸に、こころを折り重ねていく作業です。

Q、(見た目は? 大きさは? 肌触りは?)
A、見た目は、
裂き織りというものをご存知の方がいらしたら、伝統的な裂織よりも、サイズも大きく、もっとざっくりとしたダイナミックなものです。
長さは180センチ。幅は通常の裂き織りならば、着物の反物である37センチ位の幅ですが、このマットは65センチもあります。
色はいま三陸の自然をモチーフとした「海」「山」「虹」「雪」の4種類で織っています。一枚一枚、織手さんのイメージで同じものは二つとありません。大変素晴らしい仕上がりで一枚一枚が作品です。
古布や洋服の色を上手に選び、大自然の美しさ、強さを示す色を表現しています。海といっても、深い青、白い青、冬の海、や、朝陽に染まる海、夕陽に染まる海などいろいろです。山は緑を基調に茶色や黄緑、春の萌黄色。或いは実りの秋の賑やかな山色で織られます。虹は、優しいベビーカラーであったり、元気なパステルであったり、また、真っ白で仕上げた雪マットもあります。

Q、「手織りヨーガマット」が生まれたきっかけは?
A、わたくしが東京の狛江市でヨーガ教室、トリャンバカム・ヨーガ・センターと言いますが、開講し主宰しておりましたので、震災直後に被災地に訪れ、頬杖をつき、頭を沈め、息さえ普通にできない、眠りにさえ穏やかにつけない方々をみて、ヨーガをお伝えできないだろうか?と感じました。ヨーガをする気になんてなれないだろうと思いつつも、でも息絶え絶えの方の近くにヨーガをする場所を構えてみようと、当時は避難所でしたが…そこに訪れることをしました。「ヨーガをしませんか」とよびかけました。体育館の床にマットが必要だな、と思いました。でもゴムでできた人工的なマットを、なぜかその時、持参したくない気持ちになって。東京の教室にもどり、教室のみなさんに、呼びかけました。いらなくなったTシャツなどを持ち合い、マットを織りませんか?と。そしてたった2ヶ月で30数枚のマットが織り上がり、それを持って行き、ヨーガをしました。マットはもちろん参加してくださった方へプレゼントしました。その無心で織られたマットがなんとも美しく素晴らしいものだったので、これを被災地の皆さんのお仕事にしてはどうかと思ったのです。東京で被災地を思い、はじめられた織りのうたが、三陸でまた織りがひきつがれる、そうして「織り織りのうた」と名前も決めました。
Q、製作されているみなさん、どんなことをおっしゃっていますか?
A、昨年の12月に、狛江のヨーガ教室に、「織手さんの話を聞く会」を催しました。その時におっしゃっていた言葉です。「織りをさせていただける場所に出会ったことは、本当に心の支えになりました。こんな機会に出会えて、また、皆さんに助けられていることを感じながら頑張れるので、幸せです。」と。

Q、「織り織りのうたプロジェクト」の活動を通じて、早野さんがもっとも強く感じていることは何でしょう?
A、これは、今になって思うことですが、震災をきっかけに、あらゆる仕事というものが、本来はお互いの必要性の上で、互いへの感謝によって成り立っているということを考えなおさせてくれたプロジェクトだと思います。
 モノというのもそう。現代はモノが溢れ、次々に本来の必要性や役割を抜きに生まれています。そういったモノの本来のあり方ということも考えなおすことができました。
 震災によって、私たちが気づいた大切なことだと思います。プロジェクトを通じて、これからもこのメッセージを伝えたい気持ちでいます。被災地だとか、被災者だとか、全く関係がなく。ただ、三陸は、顕著にそれが現れているので、象徴的な場所だと思います。

Q、「手織りヨガマット」の購入を通じて、支援したいという人は どうすればいいですか?
A、インターネット、又はfaxにてお申込みいただけます。インターネットからは「織り織りのうた」でご検索いただければ、「織り織りのうたプロジェクト」のブログが出て参ります。その中の「ご注文方法」からお申込みいただければと思います。またこれから三陸を訪れてみたいと思っている方は、三陸海岸の美しい自然とともに岩泉町の新しい織りが始まっていることを見に来ていただけたらと思います。

以上、「HEART TO HEART~WE ARE ONE~」。

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About 織り織りのうたプロジェクト
三陸いわて被災地から手仕事を! 「織り織りのうたプロジェクト」は被災地の手仕事を生かすため立ち上げられた支援プロジェクト。東京狛江市と岩泉町の女性たちが紡いだ絆。古布リサイクルの裂き織りヨーガマットや甲あて編みが被災地の女性たちによって織られています。

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