10月4週目報告⑤ 26日夜 織り織りYOGA 岩泉

それではお願いします。
ゆったりと楽に坐ってください。
ヨーガのことだけ、今だけを感じ理解し合う時間です。
はじめましょう。
ゴーン…

今日は八名の方とのYOGA
とても熱心にかよってくださっています。
隔週、月二回のレッスンです。
1800−1930
どなたでも受講いただけます。
次回は11月9日です。
寒くなってきました。羽織るものや掛けものなどご持参いただくと楽です。

岩泉町の夕方は美しい夕焼けでした、
オレンジ色に包まれる町は炎の中とも、光の中とも、安らぎの中とも表現できます。
岩泉日報新聞社のマークをデザインされた山崎文子さんの絵に翌日に出会ったですが、思わずこちらにご紹介。

宇霊羅山

宇霊羅山

10月4週目報告④ 26日PM 織りが繋ぐおココロ便

小成仮設団地は倉庫としてお借りしています。
荷物が届いていました。
(あ、ホンダ技研さんだ和♪)
東京都港区南青山の本田技研工業さま
ご担当横田さま、社員みなさまいつもありがとうございます。
立派なポロシャツです。きれいなお色です。さっそくマットに利用します。このところカラーTシャツが不足していたので助かりました。
白柄ものTシャツも届きました。こちらも白いところと柄と分けて利用します。
白はきっと岩泉町の自然で染める「色葉うた」マットになります。

世田谷区松原のH.Tさま
江戸川区南篠崎町のK.Yさま
目黒区下目黒のM.Kさま

ありがとうございました。
古布や、まだまだ仕える古着、そして靴下やストールなどでした。
すぐに【織り織りのうた】の材料になるもの、
一度仮設の方にお見せして、利用されるかお聞きするもの、
裁縫に使わせていただくものと盛りだくさんありました。

また調布市のK.Nさま
問い合せをいただきました。古布、小布、変わらず受け付けております。お心をありがとうございます。

【織り織りのうた】はみなさまが利用されなくなった古布をどうにか利用しております。
工夫次第ですばらしい日常のたすかり逸品に変わるようです。
代表選手は
手織りのマット。ヨーガ・マットとして販売しておりますが、最近ではベビーマット、また高齢の方のベッドサイドのマットとして利用されているニュースを聞きます。
通常の機織りでは幅35〜37センチ、着物の反物の幅です(北欧の織りは別格)。岩泉町でもかつて女性は皆機織りをしたと書かれています。そしておおきなおおきな機織り機で、腰にロープを引っ掛けて全身で織っていたようです。その大きな機織りでも幅は37センチくらい。
震災によって生まれた【織り織りのうた】のお利幅はなんと60〜63センチとダイナミック!
仕上がりは圧巻です。マットのみならずタペストリーとしても、ぬくもりいっぱいのお部屋になると想像できます。
その他姉妹品があります。
生まれています。
1.メヘンディー調 甲あて
座禅や正座によるくるぶしの黒ずみをカバーします。いつでも着用していれば足首も温かいという甲あて。
2.岩手日報社の新聞を使った 新聞バッグ
3.Tシャツの襟、裾、袖口から出た2重部を使った三つ編み紐で製作したマット(汚れる場所に最適です)

などなど。
その他これからじっくりはじめているもの・・・
✰リメイク日常着
✰織り織り座布団

です。
これからも、つづいていきます。
「みなさまの何気ない支えにが、私たちの根本にあるんだ」ということを常に感じながら、触れながらの工夫したモノ×ヒト。
モノ。道具や物もまた、人と同じように、役割をもたされてモノになり、馴染まれます。
大量生産では、役割感じないままの不幸なモノさんになってしまうので、その場その場に見合ってモノを工夫して製作してまいりたいと思います。

送り先:027−0421 岩手県下閉伊郡岩泉町小本字小成133 小成仮設4−4
ひとこと:お洗濯をおねがいします。到着日をできましたら第2週目と4週目の土曜日にお願いします。

oriori no uta

10月4週目報告③ 26日AM 祝いのお菓子

あっという間の朝
雨の盛岡
しっとりと寒さに包まれた朝でした。(寒いけれど温かいのです(*´∀`))

また?小さくなったかのように感じる高齢の両親。
冬の寒さの準備を丁寧にして、備えているようでした。80歳をとうに超えていますので、寒い冬ごと、暑い夏ごとが大変なおお仕事です。

「二週間雨が降っていて何もできさらなかった。」
「柿が実ったよ。去年は小さくてたくさん実った。今年のは大きい。」
「一本の木から、孫、兄妹、近所さんみーんなに行きわたった。」
「お父さんは一騒動があったよ。なんとかやってたよ。」

岩泉に向かって出発。【織り織りのうた】本業スタート🚗====
雨降りで染に使う材料も採りにいけない。今日は染ができないな。
染ができなければ、日刻々と寒くなっていきますから、どんどん仕事はゆるくなくなってきます。

宮古地区を回って小本に入ることに。
魚菜市場に行き、10年になる狛江の皆様へのおみやげや、お祝いのお菓子の交渉です。

神々の国インド。
食べること、それもまた捧げること。
自分の身体そのものも、お捧げしています。働くこと、稼ぐこと、行動すべてお捧げしていますから、はたらく身体を維持する食べ物を適度に、上手に身体に与えることも大切な仕事であり、維持します。
また、その身体ではたらいた実りを捧げます。
神々と生活を結ぶお世話をし続ける人びと。そんな国。

似ている国、日本。
このことを、少しだけでもお伝えしたい手段として、岩手の食べ物は最適です。どこをとりあげてもぴったりなのです。
他にも有効に食を生きる力とし暮らしている地方の美味しい智慧の食べ物はあります。
ただ、「いま」三陸に暮らす人びとは身をもって工夫して生きています。
働く強さのために、
暮らしの智慧のために、
地の食こそが元気のもとだと知っています。

昔ながらのだんご後からや
甘い蜜や
木の実の力を味わうのはいかがかな。そう思っていました。

交渉完了。
狛江の皆様へ、伝えようヽ(´ー`)ノ

oriori no uta

10月4週目報告② 25日PM 気仙沼の金

お納めの仕事を終えて18時近くになりました。
さて、盛岡まで何キロ?行こうか…。
ブーン🚗====
「あ、気仙沼といえば・・・金のさんま♪」
とおもむろにつぶやいた岩手出身の主人。
「その金のさんまとやらは?何さん?」
(あじゃじゃ、知らないとは!ヽ(´ー`)ノ)の横顔でしたが、
「金のさんま」さんとは「さんまの姿煮」のこと。
「金色」と表現できる程の美しい仕上げで、皮の光沢が残ったままの逸品さんということ。
いわゆるサンマに缶詰というものの最高級だと。
煮込んで煮込んでタレが最高で、うなぎのように毎日継ぎ足して作られ、受け継がれているということ。
それを被災の時もってにげたから、すぐに開業できたこと。
戦後、海と生きる気仙沼の智慧から生まれた逸品さんだと聞き、知り、ご挨拶をしようとすっかり身を清めて?向かう準備ができました。
ヽ(´ー`)ノヽ(´ー`)ノヽ(´ー`)ノ
「それは、行きましょう!」

「金のさんま」を求めて斉吉商店へ。午後18時です。やっているかな?
もう真っ暗。明かりが着いて暖簾がかかっています。
仮設の店舗ですが立派です。
たくさんの従業員が奥で頭からつま先まで真っ白の割烹着につつまれて作業しているのが見えます。
こちらがその金のさんま。(写真は後ほど)
ネットではこちら
http://www.saikichi-pro.jp/about.php

秘伝のタレを、震災の時持って逃げたのですね。
持って逃げた若い従業員さんはきっと働いていますね。

oriori no uta

10月4週目報告① 25日みんなの家

寒くなっていました。10月4週目になりました。今回は一日早く東京を。24日の夜に出発〜
ブ〜ン🚗====よなよな
【織り織りのうた】CAR(車)は、東京から盛岡に入るまえに、気仙沼へ向かいました。
2年半、さまざまな三陸被災地を見て参りましたが、南三陸や気仙沼は初めて訪れます。
【織り織りのうた】を応援し協力する『はやの意匠』のお仕事、『みんなの家』に向かいます。

翌翌日が漁港へお引渡しの式ということで、朝8時 もう雨の中現場工事が黙々とはじまっていました。
職人さん…きれいな仕事。言葉少なく、それぞれが役割の仕事をきちーっと仕上げられていました。思わず背が正され、互いに高まる感じすらします。作業の足の踏み場ひとつ、振る舞いひとつ互いに邪魔のないように。ゴミひとつ損じないよう、きちんと仕事を遂げていきます。
こうした作業現場へはほとんど訪れませんが、工事という勝手なイメージは崩壊…大変神聖であり、ヨーガだと思いました。(「何でもヨーガにするんだね」と主人に言われました(笑))

建物は六角形。六角堂のようです。
天井には檜。周囲の壁はなく、波が来ても貫いていく設計。一部屋あり、ガラスで囲まれた空間。六角のうち三辺に腰掛けられるようになっています。

雨のせいでしょうか、しっとりと静かな空間です。
向こうに見える海と、抜ける風と、この場所と、ぬけた漁村をつなぐ一体感があります。
晴れた日には光を浴びて、和やかな空間になるのだろうなあ・・・と思ったり妄想。

姿勢が正されるような雰囲気もあり、
「あ、いつかここでヨーガをしよう♪」と思ったり妄想。

開式の様子をこちのTwitterで発見しまし。こちら↓
http://sakai-blog.jugem.jp/?eid=3081

ヨガフェスタ募金

ヨガフェスタ横浜2013.9/21-23にてみなさまからお預かりした募金総額1,306円 おやくだてくださいませ。チャコット株式会社「織り織りのうた」応援団一同

ヨガフェスタ横浜2013.9/21-23にてみなさまからお預かりした募金総額1,306円 おやくだてくださいませ。チャコット株式会社「織り織りのうた」応援団一同

株式会社チャコット様のご厚情を賜り、先日開催されたヨーギーのフェスティバル2013横浜ヨガフェスタの会場でチャコット【織り織りのうた】応援団!による募金が行われたとの報告を受けました。
心よりチャコットさまの寛い支援の活動に感謝いたします。ありがとうございました。

今日、チャコットに務める大学時代のダンス部の友人N.K さんからその募金をあずかりました。
運営維持の資金、当面は工房の灯油代になるとおもいます。被害に遭われた東北のほんの一部、またその一部の地域のそのまたほんの一部での活動資金ですが、ありがたく応援金として報告し、使わせていただきます。

【年末年始の営業について】

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いつもご支援、ご愛顧いただき誠にありがとうございます。

本年も残すところわずかとなりましたが、年末年始の営業についてのお知らせです。

年末の営業・注文受付:12/15まで
工房作業・発送:12/15まで

年始の営業・注文受付:1/15から
工房作業・発送:2/1から

となります。
ヨーガマットの納期は、通常1ヶ月〜1.5ヶ月いただいております。
年内発送分のご注文受付は、11/15までとさせていただきます。
来年の発送は2/1以降となりますので、ご注意のほどお願いいたします。

工房は、12月と1月は冬休み、冬籠りとなります。
仮設の皆さんのように年末年始は、家庭や地域の行事をきちんとして、
家族と滋養を蓄え、また来年に向けて元気に踏み出したいと思います。

引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

これからへ

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新しい朝。
インターでの夜明け。
…慣れないな。

今回も思う。やっぱり思う。

展示会に向けて、たくさん展示用のマットを織ってもらいました…
たくさんの時間が溌(そそ)がれました。

ちょうど小本の港が工事、工事と変化をみせていたので、
他人と自分たちの状況とをつい比較したり
思うようにことが運ばないとさまざまに起こる気持ちを隠(よ)そに
「織りがあってよかった。」とおっしゃってくださっていた。

支払いは後払い。
お金のための「織り」ではないというけれど
暮らしは毎日の必要な実利だから、考えてさしあげたいなぁ。

注文を受けてからの制作する循環。これでよいと思う。
展示をし、目に触れていただいて購入していただく循環。これは、モノと暮らしを広めるためには、ある程度必要。

さて…しあわせの循環を可能にする…どなたか、よき智慧を♡
希望や勇気といった心の支えになるもの…

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いま を、織っていきましょう!

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織手の久米子さん。
この展示会に向けて、たくさんのマットを織ってくださいました。
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織手のるみ子さん。
明るくていつも元気です。

「いま」を織っていきましょう!
先週の日曜日、そう語り合って織手さんは三陸は小本の仮設工房へ
私は東京狛江のヨーガ教室へ、
主人も仕事へ、
それぞれの持ち場へと戻っていきました。

それぞれが持ち場で生きた力が発揮だせますように!
【織り織りのうた】は心を整える時間です。

また来々週〜に会いましょう(^-^)/~~~と添えて。

川徳様ありがとうございました。
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工藤厚子叔母さま、これからも紡ぎ、染合いをよろしくお願いします。
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10月8日 最終日

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9月26日から今日まで、たくさんの人の眼に留めていただいたり、購入いただきました。

今年で28回目の展示会を開催されたスピンクラフト 工藤厚子氏。
「てしとごと」× 盛岡
女の手業、女業の話しは尽きない厚子叔母さまの「女業哲学」。幸福学。

【織り織りのうた】3年目の共同展示。
「紡」「染」「編」「織」
衣・食・住 全てにおいて人は紡ぎ、染め、編んだり織ったりしています。

モノや道具のほんとうの意味が、今もう一度みつめなおせるといい。
生きかし合って、補い合って暮らすとあったかい…その自然のぬくもりを感じて生きる暮らしが、
まもなく戻ってくるのかな。
あたたかいところに、戻れるのかな。

理想を語り合う「それは、いいわね」に終わらずに、
自分自身も含めて…流れていくといい……。
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また、一年の営みがめぐり、
人々のはたらきがめぐりめぐって
来年との挨拶を無事交わせるように、
それぞれの仕事に戻りましょう。