土地のうた vol.3


大きな大根をいただいてしまいました。
人参もです。ごめんなさいっ。
前回のときには、この秋に収穫された貴重なオモトの昆布と
散歩しながら拾ったという胡桃をこれでもかといただきました。
いいえ。これは散歩の域ではないはずです。
聞けば、毎晩のサラダにはふんだんに胡桃を砕いたものをかけられると話されていたので、
一年分をひろわれたのでしょう。

いただいた胡桃は年末交流会で先着2名様に1.3Kづつお分けする予定。。。
オモト昆布も先着様へ〜! お正月にお振る舞いください。

海の漁と山の畑と両方をしてくらす浜人。
山の恵みの美味しい食べ方は山人に聞き、
山人は海の恵みの美味しい食べ方を浜人に聞いて、お互い幸せ😊

また
織姫 久米子さんの暮らしっぷりはずっと以前からもう道が、ヨーガがあるような日々です。
これまで聞いてきた断片的なお話をつなげると、下記のようになりました。
・ 一日の終わりのお風呂では、指を一本一本動かして数を数えて指体操
・ 寝る前には「あー今日も働いたぁ〜 ありがとうございます!」と思いながら
全部息を吐き出す。お腹も胸もぎゅう〜っと小さくして、そのとき足と手の指もぎゅーっと折り曲げるそう。
・ 口開けの朝は3時から漁に出る夫の送り出しと、漁から帰ったときの準備。待つ間は畑に行って畑仕事。
・ 夜明けごろ漁から帰った夫と朝8時までの出荷まで大忙し
・ 出荷をしたら浜から家までは散歩する。そして道端の何気ない花を摘んで飾るのが楽しい!
・ 散歩中は山や海を見て、今度のマットにはこんな色合いがいいなぁ〜と見るんだぁ〜
・ 祭壇にごはんを供えて手を合わせて、それからわたしたちもいただきますよ。
・ 漁の片付け。次の漁の準備をすればもう午後。
・ 昼寝。
・ パパは漁網の掃除やメンテナンス
・ その間 わたしは織り
・ 七輪には、豆や大根、夕食のおかずを作る。
・ 七輪ひとつで順番に煮て、織りの間に2〜3品できるよぉ〜

こうした毎日の中から織り織りうた のマットは生まれています。

土地のうた vol.2

12月8日(土)

引き返そうとは思っても、
① オモト(海側)までゆけば東京と同じ程の気温
② 土地のうた を聴きたいな

が、私をゆかせてしまうのです。
癖なのでしょう(^_^;)

山と清水と暮らす人の町、岩泉町ウレイラ通りを過ぎて
同じ岩泉町でも海とやませ(海霧)と暮らす人の地区 オモトへ。

新しい試み!
これまで、ご注文を受けてから制作しておりましたが。
夏〜秋、さまざまさまざまあって少し織りが間延びしてしまったという織姫久米子さんは、
リズムを戻すためにも
一色の縦糸で海マットを織られたと…

これが、

「藍」染めのようなの! と。

その他、ピンクグレーマットというのを、
ベビーマットを、という注文が案外とあるので、
色合いをやわらかにしてみました。

こちらいかがでしょう

両者、12月15日の年末交流会で紹介!販売!一点物です!!
その他、15日のY.L.S.トリャンバカム・ヨーガ・センター年末交流会では
織り織りのうたの姉妹 【色葉うた】(岩泉の草木染)も出ます。
・yamazakura(山桜)
・apple-no-ki(りんごの木)
・yuki (雪マット*染める前)
などです。

織り織りうた

土地のうた vol.1


寒〜い❄盛岡だった今週。
盛岡の厳しさは並大抵ではありません。甘んじていては…甘えはありません。
澄んだ空気!美しい3つの河川!その交点!荘厳な岩手山!青い土地!

景観に見入ると滑ったり、風邪をひきます。
自然と戯れるときは、それなりの準備をして、
準備をした人には、準備しただけの歓びと感動を与えられます。

厳しい土地ですが、準備している人には誠実に応えてくれる・・・そんな土地で
厳しかったけれど、心洗われるような聖地バドリナートのことが思い出されます。

この土地での暮らしで多くを学びました。
どんなにアウトドア派、自然派、体育会系といっても都会生まれの便利育ち。
同時にこなせる都会です。
ながらごと(○○しながら…)は禁物の盛岡。
そのような行為なら、わかりやすいものでその程度で終わります。

実直、正直な人柄を生むのは
そのような土地だからでしょう。
厳しいです。

厳しいけど…その純性が好きかもしれません。嫌いかもしれません。好き嫌いより、たいせつな宝もののように思います。

寒さはよほどのエネルギーをつかうのでしょう。
東京に帰宅してから2日経って、こうして振り返ったり、マイペースをとりもどしまーす。

今年最後のオモト、織り織りのうた工房訪問になりました。
向かう土曜日の朝は、晴れ!快晴!太陽も照りました。「これなら行けるわ!」と、雪が少しでも降る予報ならやめようと思いましたが晴れ!

出発後、山に入ってすぐに…
あれれ雪景色。
そして降ればまだ良いのに凍結!
アイスバーン!
どんなに気を付けてもスリップするかもしれない運のような恐ろしい時間が始まってしまいました!
知らないので余計に恐ろしさから緊張するのです。

途中何度も「引き返そうか」と思いました。

 

織り織りうた