色葉うた
2020/12/27 コメントを残す
『織り織りのうた』の家族で『色葉うた』が在ります。
『色葉うた』は、被災から3年後に自然に始まりました。
土地の樹木と清水と古い白Tシャツで織ったマットを染めたマットです。
当時のことはこちらをクリックで、遡ってお読みいただけます。
そして時は瞬く間。
一時休止でしたが、いろいろ、いろいろあって……、
来年は希望があれば復活の兆し。
すべては、古Tシャツのご寄付や、織手さんの健康な心、染手さんの寛き心といったバランスの調和あってのことですが。
この度、きっかけをくださったご注文者は浦安市の方です。
裏地を付けるのに10日いただき、新年一番の配送となります。
さて、復活のストーリー、お時間ある方はお読みいただければ嬉しいです。
生きるということは、いろいろあって学ぶこと。
この度も多くの成長をいただき、感謝します。
普段は羊の毛を染め上げる叔母、岩手の染めの匠と呼ばれる工藤厚子氏ももうそのお歳はおいくつでしょう。それでも次なる作品は毎日の中から生まれるとか💘
私たち仲介人は、
染めを学びながらお手伝いに訪問させていただいて、何年やったのでしょうか。
十数回と数えられる程度の機会でしたが、それも遠く、遠くなりました。今年は一度も伺えませんでした。
ある程度、自分たちで染められるようになったのに。いえ、その言葉こそを撤回したい気持ちです。染められるようになったと思っていただけで、実際は砂場でままごとして遊ぶ子供のようなで、実際者ではないのです。
材料の樹木はもちろん、豊富な水や大釜、火力、温度はそこへ行かねばできないのですから。どんなにあがいてもできないのですから。
そんなことを自覚していました。
「我々は何でもしようと思うたら出来るように思うとるけれども、実はできない。」
(これはヨーガの大先生、佐保田鶴治先生の言葉)
「していく」ということには「土地」「生まれ」が大きく関わっていて、、、それを改めて深く感じました。教えられてはいたけれど、本でも読んでいたけれど、実感として学び取っていたのでした。
・・・ていたのですが、注文が入りました。
その希望を伺うと、小冊子になるような思いがあるようでした。
お断りを考えましたが、直接は何もできぬ者ですが、それはそれはもう、この活動そのものがそうであり、仲介者だと開き直り、
岩泉の染めの匠こと厚子叔母様のお弟子さんで、編みにおかれては文部科学大臣賞を受賞された武田悦子様に相談を、素直に持ちかけたのでした。
答えは、
一本通ってやってきた立派な方というのは、やはりその応えも、謙虚であるも通って立派でした。
「こういうものを染めるということはないから、きっと良い勉強になっていくものなのでしょう!だからやらせてください!」と。
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