色葉うた

『色葉うた』の三色 (染)花巻 武田悦子氏


『織り織りのうた』の家族で『色葉うた』が在ります。
『色葉うた』は、被災から3年後に自然に始まりました。
土地の樹木と清水と古い白Tシャツで織ったマットを染めたマットです。

当時のことはこちらをクリックで、遡ってお読みいただけます。
そして時は瞬く間。
一時休止でしたが、いろいろ、いろいろあって……、
来年は希望があれば復活の兆し。
すべては、古Tシャツのご寄付や、織手さんの健康な心、染手さんの寛き心といったバランスの調和あってのことですが。

クリスマスに届いたこのマットをみてください。


この度、きっかけをくださったご注文者は浦安市の方です。
裏地を付けるのに10日いただき、新年一番の配送となります。

さて、復活のストーリー、お時間ある方はお読みいただければ嬉しいです。
生きるということは、いろいろあって学ぶこと。
この度も多くの成長をいただき、感謝します。

普段は羊の毛を染め上げる叔母、岩手の染めの匠と呼ばれる工藤厚子氏ももうそのお歳はおいくつでしょう。それでも次なる作品は毎日の中から生まれるとか💘

私たち仲介人は、
染めを学びながらお手伝いに訪問させていただいて、何年やったのでしょうか。
十数回と数えられる程度の機会でしたが、それも遠く、遠くなりました。今年は一度も伺えませんでした。
ある程度、自分たちで染められるようになったのに。いえ、その言葉こそを撤回したい気持ちです。染められるようになったと思っていただけで、実際は砂場でままごとして遊ぶ子供のようなで、実際者ではないのです。

材料の樹木はもちろん、豊富な水や大釜、火力、温度はそこへ行かねばできないのですから。どんなにあがいてもできないのですから。
そんなことを自覚していました。
「我々は何でもしようと思うたら出来るように思うとるけれども、実はできない。」
(これはヨーガの大先生、佐保田鶴治先生の言葉)
「していく」ということには「土地」「生まれ」が大きく関わっていて、、、それを改めて深く感じました。教えられてはいたけれど、本でも読んでいたけれど、実感として学び取っていたのでした。

・・・ていたのですが、注文が入りました。
その希望を伺うと、小冊子になるような思いがあるようでした。

お断りを考えましたが、直接は何もできぬ者ですが、それはそれはもう、この活動そのものがそうであり、仲介者だと開き直り、
岩泉の染めの匠こと厚子叔母様のお弟子さんで、編みにおかれては文部科学大臣賞を受賞された武田悦子様に相談を、素直に持ちかけたのでした。

答えは、
一本通ってやってきた立派な方というのは、やはりその応えも、謙虚であるも通って立派でした。
「こういうものを染めるということはないから、きっと良い勉強になっていくものなのでしょう!だからやらせてください!」と。


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12月のうた


本日、今月のマットが羽ばたきました。
予定を遅れて首をなが〜くしてお待ちいただいている宮城県大崎市のS.Y様へ。
箱を開けて一緒に歌ってくださるといいな。
こちらは虹(にじ)ランダム(他、グラデーションがあります)マット。

織り織りのうたでは、織りあがってきた作品に名前を付けています(笑)
『花ティアラ』 
明るい赤やピンクに黄色に黄緑… お花の冠のようです。
香ってくるようなマットです。


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古着送付の方へ 詳細のご案内


いつも 心に留めていただきありがとうございます。
<古着送付の方へ 詳細のご案内>
をクリックいただいてありがとうございます。
「役立ってもらいたい」
「送るものが不要な邪魔な物にならないように」という思いからでしょう。ありがとうござます。

 

失礼があるかもしれませんが、
「もったいない」というお気持ちからのことで一向に良いのではありますが、
その発想の心が、もったいないからだけなのか、それとも役立ってもらいたいのかを今一度、下記事項でご確認をされてみてください。

●はじめに支援、奉仕について
□ 私たちは恵まれています。日本中で、世界中で、私たちの古着は喜ばれ活躍するでしょう。
□ 求められていることに応えられるとき、支援になります。
□ 何を求めているかを調べることから奉仕活動は始まっており、
また終わりは、
奉仕することは行為することですが、無償であることだけで奉仕活動の終わりではありません。
無償で行われたその行為の結果に起こるリアクションの行為も含め受け止めるところまでが奉仕活動であり支援です。
□ 奉仕活動は個人的なもので組織的に行なわれるものはサービス業への手伝いです。

●宛先のことをご存知でいらっしゃいますか?
□ わたしたちは小さくなった、着古した、不要になったTシャツをリメイクして手織のマットを制作している『織り織りのうた』プロジェクトです。
▶︎知っていた → はい。自己紹介をさせていただきます。
私たちは東日本大震災と津波による大被害後の支援物資をどうしたら良いかと考えて始めました。
全国からは古着は学校の体育館を埋め尽くすほど届きましたが実際に着ることができるものはその半分に満たないものでした。燃やす燃料も大変だった状況で、古着の行先に困りました。
その一部であるTシャツをリメイクすることにしました。
▶︎知らなかった→ 「古着を受け入れてくれている宛先」というご理解だったという方は、世界や日本中、またはお住いの地域にある支援物資施設へお送りしてくださった方が喜ばれます。
□ 手織のマット制作のための古布募集をしています。手織マットの写真などはサイト等でご覧になられましたか?
▶︎見た      → ありがとうございます。では、だいたいどのような色目や生地が役立つか想像はついきますでしょうか。基本はTシャツ布地です。
▶︎見たことがない → もし、私たちの活動に賛同いただきご送付いただけるようでしたら、サイトのマットを一度見ていただけますか。
□ 住所をご覧ください。東北、岩手県のオモトというところで、津波にあったところで海の恵みを暮らしの糧にしている地域です。
岩手県の中心的盛岡よりずっとずっと海側で、農作業や漁をして暮らしている日常です。想像がつきますか。
▶︎想像がついた  → はい。そんな暮らしなので、古着をお送りいただける方は、ないから喜ばれるもの、あると助かるものをご配慮ください。
▶︎想像がつかない → 活動のブログをアップしていますので、景観や暮らしっぷりをご覧いただき、どのような方々の元にあなた様の物資が届くか想像されてみてください。

送ろうかというその心を優しい支援に育に受け取る人にとっての喜びになるか、チェックいただきたいと思います。
そしてその心を、ほんとうの奉仕へ、良い支援へつなげていただけたらと思います。

そのことに少し間を(時間を)持って見ていただけたらという思いから書かせていただきました。

皆様の物資がもらう方の喜びになることを祈って仲介させていただいています。
最後までお読みいただきありがとうございました。

お送り予定のものをチェック、確認してされてみてください。

わたくし自身が、こういうことを、東日本大震災の支援で学ばさせていただいたのです。
支援や応援してというのは、助けてあげたい人に向けられているもので、自分の「もったいない」や「何か手伝ってあげたい」という気持ちを埋めたり紛らわす自慰行為ではありません。
マスターベーションではないことをご確認いただき、自分自身がなさろうとしていることの潔さを持ち、心から相手の人の立場や仕事を思ってやって欲しいのでした。

重ねて、御心に合唱礼拝させていただき、お送りいただきました物資や古布を活用させていただきたいと思います。
ありがとうございました。
届きますように!送り先はこちらです。


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11月の新サポーター

第2週目㈯に古布をご送付いただきました。
あたたかなお心の皆様におかれましては、
社会の微笑みのために惜しまずサポートされ健やかさと安らかを日々開かれていらっしゃることでしょう。
皆様の姿勢や心に学び、喜んでいただける仕事を続けたいと思います。

古布・Tシャツがございましたら
捨てずに、
きれいな色の手織りのマットに蘇らせる
そんな【織り織りのうた】のサポーターになってくださいませんか?

11月にお送りいただいたサポーターの皆様

・東京都港区高輪の吉川 様
・神奈川県川崎市高津区の久米 様
・埼玉県さいたま市浦和区の津田様
津田様に置かれましては、当初よりたくさんの古布をお送りいただいております。
・千葉県船橋市前原の種子 様
織りをされている方なのでしょう。すぐに織りができる状態に、リボン状に布をカットし、糸巻きにしたものをお送りくださいました。
・奈良県奈良市法華寺町の斉木 様

ありがとうございます!
フル活用させていただきます。
喜んで使ってくださる方へのマットにします!


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